「 田部さん… 」
宮島は2人に`さん`付けをしていた
けれど 蒼はそれを気に入らなかったらしい
「千紗ー?下の名前で呼び捨てで行こう!」とガッツポーズをとった
千紗は少し戸惑い乍も゛りま…梨絵…?゛
問い掛けるようになってしまったけど
二人はとても嬉しそうに微笑んでいた

それから口を開けたのは田部だった

「 此から宜しく 」

「 よろしくねー? 」

「 うん… 」

少しすると 担任の先生らしき人が教室のドアを開けた
胸あたりまである髪に多少パーマがかかって茶髪の目は少し猫目で
少しけばい化粧をしている女の先生だった
私はこの人が先生か…と思い乍見ていた