靴を下駄箱でしまって 新品の上履きをはいた
私は嬉しくって にこにこ笑っていた
1年生の教室は4階にあった

私は急いで階段を駆け上ると
ざわざわ聞こえる話声
私は勢いよく教室のドアを ガラ っと開けた
一気に注目を浴びた私は やってしまった と思った
私は自分の名前の名札が置いてある席に座った

私の後ろの席には女の子2人が座っていた
そう私の学校は1年生だけ女子が私を含めて3人しか居なかった
「ねー!」
千紗の肩を`ねー`と言い乍ぽんと叩いた
私はゆっくり後ろを向いた

「 名前の読み方教えて? 」

「 みやじま…ちさ 」

「 ちさ ね! 私は蒼(あおい)りま! 」

`蒼りま` 肩につくくらいのミディアムヘアーの茶髪
くっきりまんまるの目人なつっこい子だった
見た目はすごく天使だった

「 蒼さん…! 」
ゆっくり私は頷くと 蒼さんの後ろの席の女の子が口をあけた

「 千紗ちゃん 私は 田部梨絵(たべりえ)だよ 」

`田部梨絵` ショートヘアーのおさげが特徴で真黒な髪
狐の目をした 少し目つきの悪い子