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「えー。今日から新学期だ。」
「でもさークラス持ち上がりだからな~。新鮮味にはかけるよな~。」
「アハハ!たしかにー」
「バカか!今年は受験だぞ!そんな浮かれてる暇はないんだぞ!」

3-Aと書かれてる教室からはそんな新学期の挨拶が行われていた。
(てか、あの教師。いつまで私を廊下で待たせるつもりだ?)

「お前、ここでなにしてんの?」
「キャっ!」

ぶつぶつ心の中で文句を言ってたら、ここの生徒らしき人に話しかけられた。思わず驚いてしまった。

「てか、そこどいてくれない?入れない。」
「あっ、すみません。」

ガラガラっ

「…!お前ー新学期早々遅刻すんなよー!内申にひびくぞー!!」
「そんなの関係ねぇーよ。てか、外の子、いつまでほったからしにするつもり?」
「あっ!忘れてた!!辻本!入れ!」

(ようやく気がついたか)