『レイカが負けるとかあんの?』 ユメは高1から ずっと一緒にいたから あたしが誰にも負けないと知って 笑いながら聞いてきた。 「すごくかっこよかった……」 『……へ?』 あたしが言った事に対して、 ユメは眉間にシワを寄せている。 『レイカ……負けたって、オトコ?』 「うん」 『あ……そぅ』 ユメが微妙な反応だったから あたしは疑問を持った。 「何かおかしい?」 『だって……』