2日目も忙しさは変わらなかったが順調に進んだ。

3時を過ぎた頃ふと気付く。

茶葉が残り少ないかも。

丁度様子を見に来たコウスケに言った。

「あの、茶葉が足りなくなるかもしれない・・・」

箱の中にはまだ何袋も入っていたが、このペースでいくと今日もつか微妙だ。

「マジで?」

急いで確認するコウスケ。

「あと2時間か・・・。ダメだ。すぐ手配するから」

素早く携帯で電話をし始める。

「・・・すぐ行きます」

ばたばたと走って出て行った。

「大丈夫かな?この茶葉って家の近くのお茶屋さんのだから、ちょっと遠いのよ」

手を止めずアンが心配気に言った。

ここからだと往復で1時間半はかかる。

心配だが私達はお茶を入れ続けるしかない。

茶葉はみるみる無くなっていく。