「林くん大丈夫? キツかったら無理しないで」 後ろで肩を貸してもらっている真琴は、林くんを気にしながら体重をかける 「平気」 それだけ返す林くん でも実際は汗もかいていて全く平気というわけでも無さそうだ 「もう少し先に行けば車道に出るはず……」 足場の悪い山道から出れば少しは楽になるかもしれない…… 地図を睨みながらあたしは前を進んだ 「おい!!」