「歩けそうか?」
高木が真琴にかけよった
「うん……なんとか
でもこの先行くのはキツい」
「高木どうしよう……」
うーん……と唸った高木は地図を広げる
「ここから少し歩かないと宿泊所にはつかないからな……」
「俺が肩貸す。高木は荷物持って」
声を出したのは林くんだった
意外な展開にあたしも真琴も唖然としてしまった
「うし、わかった。勝又地図よめるか?」
「まぁなんとか……」
「じゃあ俺が英司と林原の荷物もつから、勝又は地図頼む」
「うん。わかった」
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