足が絡み合い、海斗さんの唇は、頬…耳へと移動、首筋に舌が這った。



「……成美……」



耳を舐められたと思えば、名前を呼ばれた。

泣きそうになり一瞬、目を閉じた。

好きな人に名前で呼ばれるのって、幸せなんだ。



「あ、んっ…」



器用な手先が、私を深く深く…落として行く。

2人だけの世界は、誰も邪魔しない。

…私…。

このまま、海斗さんと居たい…。



「……す…っ…き……」



例え、許されなくても。

…貴方が好き。

海斗さん――…。

貴方の気持ちを、知りたいです。