『うん…ってえぇ!?もう!?』


亜夢はうろたえてたけどそんなのお構い無しよ!


気持ちを伝えるって決まったんだから!


と、階段を降りるとちょうど煉くんの姿が見えた。


ナイスタイミーングッ!


「あ!煉くんはっけーん!」


『えぇ!?もう!?』


そこにいたのは煉くんだけじゃなかった。


『―――え?』


亜夢が短い声を出した。


あたしも出来れば出したほうがよかったのかもしれない。


でもそんなことを考えてるヒマなんてコンマ一秒もなかった。


だって―――