『え〜?照れなくてもいいじゃん!?ほら、真島でしょ?同じ高校になってからアピールするって言ってたじゃん!』



…そう私は確かに真理にそう言ったことがあった。


中学で同じクラスの真島くんにちょっと憧れていた時期があったのだ。


でも、それは、結構前の話。



今さらそれ持ち出す!?



『へぇ〜そうなんだ?安藤好きなやついるんだ?』



私が真理に反論しようとする前に隣の五十嵐くんの声が聞こえた。


…なんか…怖い。



なぜか、五十嵐くんの声のトーンが少し低い気がしたのは私の気のせいであろうか…。



『い、五十嵐くん?』



恐る恐る私は、五十嵐くんに話し掛けてみた。