「どうしたん?」


若い男がいた。
なんかホストみたい。


「ほっといて」

「ほっといてって、こんな真夜中に女の子1人寝とったら危ないで~」

「…いいからほっといてよ。
私に構わないで。さよなら」


そうホストらしき人に告げると
私は当てもなく歩き始めた。