「口、開けろよ」


言われた通りに
口を開けると…、


舌が入り込んで来た。


「…ふぅ…ん…っ」


私の頭の中は椎名君の
事でいっぱいに…


「…はぁ…ゃ…んっ」


足の力が抜けて、
立っていられなくなる。


だけど、しっかり
椎名君が支えてくれる。


「…美羽」


「な、に…?」


何故かニヤニヤ
している椎名君…。


「立ってられねぇぐらい
気持ちよかったんだ?」


「ち、違う…っ!」


…違わない、けど。