「し、椎名君…っ」


「何だよ、」


ダメですよー!!


椎名君…あれをする
つもりなんじゃ…


段々、顔が近付いて
来てるのがわかる。


「…っ!」


目を瞑った。


だけど、椎名君は
何もして来ない。


「…あれ?」


「ホコリ。」


椎名君が小さなホコリを
私に見せてくる。


なんだ…ホコリを
取ろうとしただけか…


「…期待したんだ?」


「へ…?」


ず…図星だから
否定できないよ…