「オレな、よくココでサーフィンするんだよ」

『サーフィン、出来るの?』
星の顔を見上げた。


「あぁ。父さんがプロだからね」
『そーなんだ....
私もサーフィンできるよ♪』
「今度やろうな」
頭をクシャクシャしてくれた


「で、なんで泣いてんの?」
『中3の時にパパとママがサーフィン行って以来、帰ってこないんだ....』

星は私を後ろからギュッと抱き締めた

「大丈夫....辛くなったらオレが抱き締めてやる」
『....うん』
「だから、ちゃんとオレを頼れ」
『うん』


星の優しさは幼稚園の時から変わらないでいた