先輩はたくさんの話しを私に聞かせてくれた。とっても楽しかったし、もっと聞いていたいなとも思った…だけど昼休みはすぐに終わってしまう…
「あっ昼休み…終わってしまいましたね?」
「ほんとだっ!!話しに夢中で気づかなかった」
なんて無邪気に笑う先輩…その笑顔が私の胸を苦しくさせるのを…知ってますか?
「じゃあ、そろそろ教室にもどろっか?」
「はい…戻りましょう」
「じゃあ、またね。後輩ちゃん」
「はい………菅原先輩」
私の名前なんて知るはずもない…。わかってる事だけど、なんでこんなにも胸が苦しくなるのだろう……
「菅原先輩……また…話したいです……」
なんて呟いても先輩はいるはずもなく、よけい寂しくなったんだ