先輩と出会ったのは半年も前のこと…私は高校2年にもなって、まだ友達の1人もいなかった



もともと人見知りで、みんなの輪にも入れなかった私はいつのまにか孤立していた…



いつもお昼は人気のない中庭で食べていた私に、話かけてくれたのが始まり…




「君1人?」



急に声をかけられ振り返ると…そこには、菅原先輩がいた



「はい、1人ですけど…」



「ふーん…なら一緒に食べよっ」



なんて、先輩はいってきた



「な…何で?」



「だって、1人より2人のほうが楽しいでしょ?」