「きーくん言うな」



「…」



「それにしてもあれだな。お前は女みたいな顔してやがる」



「きーくんも思う?俺も思ったんだよね」



「女だったりしてな!」



「…誰。俺、男だから。おめぇ誰だょ」



「二回言わなくてもいいじゃねぇか。俺は北結季-キタユウキ-だ。」


顔を膨らませる結季…
あたしよりも小さいくらい


「ていうかきーくん調べちゃえよ」



「…ああ、そうだな。それが一番てっとり早ぇ」



ニヤリと口角をあげる樹