「う、うそ…?」
「大真面目」
そう告げる星夜目は真剣そのもの
でも…
「私…星夜に初めて会ったのは、2日前だよね?」
星夜は1年近く片思いしてるって言ったよね?
それじゃ、話が繋がらない
「僕が一方的に知ってただけだからね」
そう言って、ある所を指差した
星夜の指先を辿ると、公園の向かいに一軒の家があった
…家っと言うか
あれは、屋敷レベルだね
あれが、どうしたのかな?
「僕の家」
「…えぇ?!」
なにそれっ!?
あんなおっきな家に住んでるって、星夜はどこのお坊ちゃん?!
「…僕の父さん、有名画家なんだよね。で、一応僕も色々賞を取ってるから学校では有名ではあるんだけど…知らなかった?」
全然知らなかった…
絵が上手いはずだよ…
サラブレッドだもん