確かに私はこのお店気に入った

きっとお父さんも気に入るだろうな… 生きてたら…




「一応自己紹介しとくね、俺は泉裕太【イズミ ユウタ】
23歳。ヨロシク。」


「私は平井花菜【ヒライ カナ】です。中学二年生です。
ヨロシクです。」


「二年生かぁ…じゃあ、アイツと同い年か…」


ボソッと裕太さんが呟いた。

「…?」

「いや、気にしないで!
じゃあ、また来てね。待ってるから」






私は店をあとにした。