私が男を拒絶するようなきっかけになったのは中2の頃だった~
「愛梨~
おはよ♪」
「おはよう♪」
この声の主は
私の大親友の雨宮 美怜
今ではこんなに仲が良いが
お互いの第一印象は[怖い]だったらしい(笑
美怜はとにかく鈍感?
ってか天然?
自分が可愛いって事を自覚してないんだ(笑
「そういえばっ!
愛梨お誕生日おめでと~」
「ありがと~」
11月1日つまり今日は私の誕生日。。。
この日から少しずつおかしなことが起こるようになった・・・
今日は学年の皆が私に会うたびに
「おめでとう」って言ってくれたし、仲の良い子には手紙までくれる子もいて
嬉しいという気持ちで学校を後にするつもりだったが・・・・
誰かによってそれを引き留められたのだった。。。
それは話した事が全くない子だった・・・
「木村先輩、誕生日おめでとうございます。」
「・・・・・・ありがと・・・・」
「木村先輩絶対俺らの事変な奴って思ってるよ~」
私はその場を後にした後ふとそんな会話が耳に聞こえたのだった。。。
普通話した事ない人に声かけられたらびっくりするにきまってるじゃん!
しかも、何で私の誕生日知ってるの?
ちょっと怖い。。。。
いや。。。かなり怖い。。。。
その夜さっそく親友の美怜に電話♪~♪~
「話したことない子からお誕生日おめでとって言われた。。。
まじ怖いんだけど、ってか何でうちの誕生日知ってるんだし(怒)」
「もいろいろ大変だね。。。
ってかさ、愛梨さ~今と学校の時とキャラ違いすぎるよ!」
そう、私は今まで生きてきた13年間
一度も友達には本当の自分を出した事がない・・・
そのおかげで、なんか今では多重人格みたいになっちゃってるけど(笑
いまだに自分の本来の性格が分からずにいる。。。
「ま~ね♪
だって話すのとか面倒なんだもん
っでも美怜と出会えてよかったって思うよ★
美怜大好き~~」
美怜に出会って何かが少しずつ変わったんだ。
だからほんとに美怜には感謝してる!
「愛梨キモいよ・・・・・・
何か悪いものでも食べたんでしょ?」
「っな訳ないじゃん。
本心から言ったのに・・・
美怜ってばひどい~~(泣
ヒックッ、ヒックッ、え~ん・・・笑」
「愛梨それうざい・・・
何回やるなって言えば気が済むのよ
しかもぜったい泣いてないだろ!」
「ばれた~?」
うちらは何もかも正反対だと思いきや
毒舌ってとこだけは似てるんだ~
気がつけば2時間。。。
うちら2人が話しこんじゃうと平気で電話は2時間超え(笑
「愛梨そろそろ電話切るよ♪」
「分かった~
じゃあばいばい」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キンコンカンコーン♪キンコンカンコーン♪♪
「愛梨、走るよ~~」
「えっ。。。
朝から走るとかだるいからヤダ。
うちのことは置いていっていいよ」
「そしたら、うちがめっちゃ罪悪感にかられちゃうじゃん」
「分かったよ。。。」
こんなことになった事の発端は美怜だ。
美怜が遅刻したからこうなてる
「お前ら来るの遅いぞ!」
「すいません~」
ここから私の今日の日常が始まった(笑
この日初めてキミと出会ったんだね。。。
何事にも一生懸命取り組むキミに・・・