翌日の朝。
「ん…。」
目を開けると、知らない天井。まだ開き切らない目を動かして、必死に記憶を辿る。
───ここは…そうか…雲の上の所………。
「…………………ん?」
───もしかして…あれは全部夢か…!?
ペタペタと、自分の足を触ってみる。
ちゃんとあった。
「はは…はははははっ!」
───やっぱり俺は死んでなんかいない!!ちゃんと足もあるし「おはようさん。流樹。朝から高笑いとは…えらいご機嫌やなぁ。」
突然佐吉が入ってきた。
「………。」
「…?どないしたんや。」
「畜生ぉぉぉぉぉっ!!」
俺は此処に来て、何度目かの絶叫を上げた。