「何処、だろ〜な。わかんね」 「えっ!?」 「流れに身を任せるよ。俺は」 昂はそう言って笑った。 「絢は?北松戸だろ?」 「…………うん」 北松戸高校 家から最も近い高校だ。 制服が可愛いと有名の。 絢は前期入試で、合格した。 「流石、学年1位さんだよな〜」 「止めてよ。取れたの一回きりなんだから」 「俺なんか下から数えた方が早いぜ?」 昂はニヤリと笑った。