「昂……もうすぐ卒業だね」


「…………だな」




幼馴染みの昂と一緒に登校するのは、あと一週間近く終わる。







「昂はさ……どこの高校行くの?」



少し後ろを歩いている昂に、さりげなく、聞いた。