今日は楽しみにしていた 賢人くんと会う日だった。 いつのまにか、 私は賢人くんを好きになっていたと思う。 あのとき、賢人くんが 公園で寝ていた私を 部屋につれてってくれたときの ドキドキは本物だったんだ。 雅哉に呼び出されて、 行かないっていったら脅されて。 きてみたら捕まえられて。 ずっと賢人くんが来るのを待っていた。