「演劇部入るんだよね?
実は僕もなんだ!
これから一緒だね
よろしく!」

「よ、よろしくですっ」

「眼鏡・・・はい。」

渡すとすぐ眼鏡をかけて、

「私、ブスだから。」

下を向いた。

「そんなことないよ」

頭を撫でてやると耳まで真っ赤にして、逃げていった。

「・・・落とすの、簡単そうだな」


演劇部、入るはつもりなかった。
もちろんあの女と付き合うのが入る理由だ。
理由なんてどうでもいい。
翔が言った言葉だもんな。