それからよく記憶がない。
頑張ったのは覚えてる。
ものすごくなりきった。
セリフは覚えてたからなんにもいらなかった。
「私・・・ね。もう泣かないから。頑張るから!」
キーンコーンカーンコーン
「終わり。もう帰ろ」
「・・・まだ見たかった。
お前すげぇよ!
地味子じゃねぇじゃん!」
「私は・・・地味だよ。」
「俺さ、お前のファンになってやる!ファン1号だ!」
私の話なんか聞かないで翔は階段を降りて行ってしまった。
・・・ファン1号か。
嬉しい・・・・・・
私が初めて認められた瞬間だった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…