いつも通りの朝。しかし、ケータイを見ると留守電が入っていた。


それは圭太からだった。

圭太「友愛?圭太だよ。今から東京に向かいます。さよなら。
あ、でも、さよならじゃないよね。また・・・会えるから。会える気がするから。」


友愛「っ!!圭太!!」


あたしはパジャマのまま家を飛び出した。雨は冷たかった。


だけど、圭太からの留守電を聞いた左耳だけは温かった。