そんな性格だからだろうけど、毎日たくさんの人がお見舞いに来る。



その人たちは一緒にサッカーをやってる人だったり、中学の時同じクラスだった人だったり様々だけど、最後には皆「早く怪我治して退院してね!」とか、「早く退院して一緒にサッカーやろうぜ!」とか行って帰って行く。



当の本人も、皆がお見舞いに来てくれるのが嬉しいらしく(嬉しくない人はいないと思うが)、毎日楽しみに待っている。



そんな三浦君を見てたら、羨ましいなって思ってしまう。私は中学の時に入院したから、まぁそこそこ友達はいた。



でも日がたっていくにつれてお見舞いに来てくれる人は減っていった。



別にさみしくはない。お姉ちゃんも来てくれるし、病院にいる人はみんな優しくしてくれるから。



でもやっぱり隣から楽しそうな声が聞こえてきたら私も誰かと話したいって思ってしまう。



・・・・そんなことできるわけないんだけどね。



まぁ、そんな気分になりたくはないから三浦君の友達が来たら屋上とかに行って時間をつぶす。