『おはよう、三浦君。』



挨拶をしてくれたのに無視するのは失礼だから、ちゃんと挨拶を返す。



「って言うか宮本、寝癖すごいぞ?」




そう言われた瞬間に自分が今寝起きだったことを思い出す。




『えっ!うそっ!』



私はあわててベットからとび起き、(足を痛めないようにゆっくりだが・・・)鏡の前に立つ。



そこには見事に寝癖だらけの髪の私がたっていた。



『うわぁ~~!!髪が~~!』



「どんな寝方したらそんな風になるんだよww」



そう言って彼は、私の頭をさらにぐしゃぐしゃにしてきた。



『ちょっと!何するの!!』



「ハハッ!悪いなww」



・・・なんて、いつもみたいに他愛ない会話をする。



三浦君はいつも笑っていて、見てるこっちまで元気になってくる。そんな人だ。