「席は…桜井の横と北岡の横な」




「はぁ~い」




転校生がどんどん近づいてくる。




「瑛司、どっちに座る??」




「どっちでも」




「じゃぁ~俺こっち!」




そう言って狭山君が座った席は…梨花の隣。ってことは…東山君が…あたしの隣!?最悪だぁ~。




「よかったね!翔子!」




「よくない!」




お昼になって梨花が話しかけてきた。あたしは…正直ってか…ホントのことを言うと…男嫌いだから…転校生とかどうでもよかった。