大地
「俺・・・まだ無免許なんだよ・・・」



拓也
「えっ・・・??何だよそれ・・・」




大地は一息 ため息をついた後、重い口を開いた


大地
「実は・・・バイトとか忙しくてなかなか免許とりに行く暇がなくてさ・・・でも今日お前と約束してたから今日だけならいいかなと思って、兄貴に内緒で単車乗って来ちまったんだよ・・・だから警察に行って防犯カメラを調べてもらっても俺が乗ってるの映ってるから無免許だってバレちまうんだよ・・・」



拓也
「・・・じゃあさ!!大地の変わりに誰か免許持ってる奴に頼んで変わりにソイツが単車乗ってたって事にしてもらうのはどう??」


大地
「それはムリだ・・・免許持ってて俺にソックリな奴なんて簡単にいるはずないし、第一そいつに迷惑かかっちゃうだろ」


拓也
「・・・・そうだよな」



どうにもできない状況に、拓也達は ただただ沈黙のまま頭を抱え込むしかなかった