あれから・・・一年。
私もこの学校を卒業する。
思い出が詰まった教室・・・。
ここで君とサヨナラした。
たくさん泣いた。
周りに迷惑をかけた。
心配もかけた。
私も昨日までも自分に
サヨナラしなくちゃならないんだ。
少しでも・・・強くなれたかな?
君の顔は霞んで消えて
もう思い出せない。
初めて好きになった人なのにね。
人は私のこと薄情だと笑うだろうか。
それでも、いいの。
私は前に進む。
だってほら、
目の前には綺麗な桜。
私もいつか
こんなふうに咲けたらいいなぁ・・・。
今年の桜は少しだけ
涙で滲んで見えにくいけど。
もう君の背中は見えないけど。
私の、歩んでく道は
目の前に・・・広がっている。