「輝…輝…離れ離れになっちゃ…う…の??」

「あぁ…雪…ごめんな」

「うわぁぁん!!やだよ!!輝!ずっと雪の傍にいて~!!」

「ごめん…雪」










しばらくして少女は泣き止んだ。

「なぁこれ受け取ってくれないか?」

少年が出したのは星のネックレスだった

「でも…これ輝のだよ!」

「俺が八年たって戻ってきたら…それをつけて会おう」

「輝……うん…雪約束する!」

「雪」

「輝」













静かな海で幼い少年と少女の影が重なった


(さようなら。また八年後に)