「とにかくここじゃなんだから海にいこう」

「…」

俺は雪の手をとって海へ行った











「いきなりですまなかった。元気だったか?」

「元気よ」

「そうか…」

「もぅ帰っていいかしら?お父さんのお手伝いをしなきゃならないの」

「あぁ…雪!家まで送るよ」

「いいわ。自分のことは自分でするから」

「お前の家何処なんだ?」

「いいっていってるでしょ?」

「よくない!こんな夜遅くに女が一人で歩くのは危ないだろ?」