「ふぁぁ、楽しかったねえ。」



楽しかったねえとか言いながら、亮の髪には沢山の寝癖、そして口元にはよだれの跡。



「よく、寝れたみたいだね。」


「……………てへ。」



嫌味を言ってみると、亮は視線を逸らした。




「凜、もう良いよ…な?」

「うん。充分だよ。本当に有り難うセンセ。」



蘭と見たプラネタリウムも

皆と見たプラネタリウムも


私の最高の宝物になったよ。



有り難う、センセ。