「北極星を探そうゲーム!」 ぱふぱふぱふ、と口先を尖らせて言う。 「先に見つけた方が勝ち。凛が勝ったら今すぐ病院に行く、な。」 その言葉で私は直ぐに顔を上げスクリーンを見る。 星が沢山ありすぎて、北極星はなかなか見つからない。 「みっけ!!」 そう耳元で蘭が囁いた。 _____ ________ 今思えば、蘭は絶対的な自信があったんだと思う。 暗闇から、星達を照らす。 光輝く月だから―…。