「北極星を探そうゲーム!」


ぱふぱふぱふ、と口先を尖らせて言う。



「先に見つけた方が勝ち。凛が勝ったら今すぐ病院に行く、な。」



その言葉で私は直ぐに顔を上げスクリーンを見る。


星が沢山ありすぎて、北極星はなかなか見つからない。



「みっけ!!」



そう耳元で蘭が囁いた。


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今思えば、蘭は絶対的な自信があったんだと思う。


暗闇から、星達を照らす。


光輝く月だから―…。