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「はあ……」


「すっごいなあ!」


「はあ……」


「凛、あの星すげぇ!」


「はあ……」



あの日もプラネタリウムはガラガラで客は私達二人だけだった。


溜め息と、蘭の興奮した声がプラネタリウムの中に広がっていた。



「見ろあれを!」


「はあ?」



蘭の指差す先を辿って見ると、



「月だ。」



スクリーンに写し出された月でした。



「じゃあ解った!ゲームしような!」



全然ノリ気じゃない私を見てか蘭はいきなり変な事を言い出す。