「でも…」



最後まで、納得出来なかった私は、反論しようと口を開いた。


しかし、運悪く私はアナウンスに遮られた。



ピンポンパンポーン


゛7:30北海道行きのお客様は、3番乗り場入り口までお集まり下さい。゛



「凛、行こうよ。」



流羽に右手を差し伸べられ、私はその手を固く握った。