「俺達が居ない間に龍蝶に奇襲でもかけられたら、さすがにやばいだろ。」


「だぁからぁ!僕達は考えたの。今、解散して伝説として語り継がれた方が格好良いって。」


「…私の為に解散してまで……そんな価値…」



私には無い。


そう続け様としたが、亮の人差し指が口に当てられる。


ニコッと、亮が可愛らしく笑うと。



「また、喧嘩したくなったら、一から皆で作れば良い。凛の居ない、龍蝶に居たって意味は無いんだ。……ね、流羽?」



コクッと流羽は縦に頷いた。