「凛、俺も行くよ。」


「何処に?」


「北海道。」



一瞬、迷いが生じる。


これ以上弱った自分を見せたくないという気持ち。


一緒に、居て欲しいという気持ち。



「いいよ。」



でも、今回は流羽と頑張ってみよう。


だって、一人は寂しいもの。



仁が居ない夜はきっと、


寂しいもの……。


私は少し、光に慣れすぎてしまった様だ。