自分の部屋に戻ると、やっと息ができたような気がした


いつからだっただろうか…結婚に憧れを抱かなくなったのは



「私の人生は継母様の手の中にあるようなものだわ…」


一人ポツリと呟いてみても、ただ広い部屋に冷たく響くだけだった