私は顔から火が出るかと思った。


「顔赤いよ?ほんと大丈夫?」

優しく声かける男性。

真っ赤になる私に更に追い討ちをかけるように「熱かな」と言いながら私のおでこに手を当てる。


「きゃっ!!」


心臓がバクバクして止まらない。

急に近づいた顔。

どうしていいかわからない。



もうだめだ…と思いかけた時。



「あっつ!!」

って声と共におでこから手が離れた。