駿介side

「あたしね・・・病気なんだ」

は?こいつ何言ってんだ?

「きつい冗談やめろよ。はは」

雄哉・・・・手が震えてるじゃねぇか・・・。

「嘘って言ってほしいよ。あぁもうしんみりしっちゃった。こんな話やめましょ」

「千華ちゃんは強いね」

「こうしてないと心が死んじゃうから」

「お前はそれでいいのか?つらくないのか?」

「うん!もうなれっちゃった」

「つらいことがあったら俺らにいいなよ!ダチだろ?」

「ありがとう」

そう言って雪野は笑顔を見せた。
ごめんな。ごめんな。
きずいてやれなくてごめんな。
お前はずっと泣いていたんだよなぁ。不安だったんだよなぁ。