4限目が終わり、昼食の時間。

私はこの時間が苦痛だ。


友達はいない私にとったらとても辛い時間。


『はぁ』

ため息をついていると、

「凛」

そんな声が響いた

『え・・・?』

振り向くと、毅晴君が教室のドアの前に立っていた

『毅晴君?どうしたの?』

「迎えに来てやったぞ」

『え?…何かあったっけ?』

「…。飯食うんだろ?」

『うん…』

「なっちゃんと彰が待ってる」

『え、一緒に食べてもいいの…?』

「おう!」

『ありがと!』



すばやく準備をしていたら、


「おい」

と声をかけられた。

振り向くと、隣の席の男の子だった。

『?』

「お前、毅晴君と仲いいの?」

『なっちゃんと仲いいから!』

「へ、へぇ…//そっか」

『? うん』

「…」

『どうしたの?』

「いや、なんでもねぇ」

『そっか。じゃあ、待たせてるから』

「おう」



毅晴君が待っているところに小走りで行くと、

おせぇ

とデコピンされた。

『うぅ、痛い』

「っぷ」

『笑ったな!なっちゃーん!毅晴君がいじめるぅぅ!!』

「いじめてねーよ、馬鹿。でけー声だすな」

『馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ!』

「はんっ、馬鹿に馬鹿って言って何が悪いんだよ」

『なにをぅ!』


するとあっくんにツッコまれた

「お前ら、兄妹か」


兄妹、この言葉を聞いたらなぜか胸が苦しくなった。

まだこの気持ちに気付かない。





わからない