いつしか眠っていたあたし。
先生が、「もう給食の時間よ」と
起こしてくれた。
あたしは重い体を起こすと
先生は「いつでも来ていいからね。あなたの居場所はここにあるから」
と言ってくれた先生にお礼をして
教室へと向かった
ガラガラッと静かに教室のなかへ入ると
みんなこっちをみて
冷たい視線を送ってきた。
あたしが、自分の席につくと
もえがわざとらしく
いや、わざと大きなため息をつき
あたしに聞こえるような声で
「戻ってきちゃったんだぁ。もえの視界に入らないでほしい。まじこの席最悪。ねぇ?七」
と言った。
七は苦笑いをして、あたしのほうを見てきた。
すると、七の隣の席の彰が
「えっ、俺?笑」
と。
もえは何も言わず
「じゃあ健二?」
と彰がもえに聞くと
「違う。その隣の人のこと」