「はい、次1号車の最後・・・」
まだかな・・・
次あたりに来てほしいな。
「次は2号車の1番前、女子椎名 瑞希男子今市健二」
呼ばれた・・
あたしの予想的中だ。
なんか、嬉しいなと思って
小さく笑うと
「やだー。なんでまた席が近いの」
と小さく文句をいっている
七の声がした。
あたしは、まさかね・・・
と思い
だけど、考えたくもなかったから
やめた。
「じゃあ席変えてね」
先生の言葉で、みんなが一斉に動き出した。
あたしは席に着いたとき
唖然とした。
先生に、気分が悪いので
保健室行ってきます
とだけ言って、教室を逃げるようにして
保健室へ急いだ。