着いた先は
屋上



あたしは、気づいてしまったんだ。

なんであんなに泣いたのか。

なんであんなに苦しかったのか。







あたしが



彰のことを



好きだったから







保健室にいたとき
思ってた

あの考え

取り消していい?



もう生きるの疲れた

あたしなんか

死んでも

誰も悲しまないから


あたしは
屋上のフェンスを乗り越え

飛び降りようとした。