「ひなた」

「先輩・・・これって、幻覚?」

クスッと笑った薫先輩。

「待たせてゴメンな。

全部、終わったよ」

先輩に抱きしめられた。

今までの我慢が、

一気に噴き出した。



「せんぱ~い!!」

泣いてる私を

いつまでも、

抱きしめてくれた。




「ずっと、あいたかっ・・ん」


先輩が、たくさん、たくさん

キスしてくれた。



「ひなたに会いたかった」



「これからは、ずっと一緒にいてね?

薫先輩」

先輩が頷いた。