「私は先輩と、

付き合い始めたんだよ?」

「そんなことわかってる」

じゃあ、どうして・・・


「他の奴なんて、

目に入らないんだから、


しょうがないじゃん」

俊は、他の学校から、

絶大な人気があるのは

みんなが知ってることなのに。

私なんかを追いかけなくても、

他にいい人、

たくさんいるはずなのに・・


「今度の学園祭で、

先輩から、お前を取り戻すから」


微笑んだ俊は、

屋上を出て行った。