「ショックだった。心のよりどころだった妹に拒絶された時。


なんでもやったよ。妹の心が取り戻すために。


嫌がることはせず、でもいつも一緒に居た。


心の傷が癒えて、声が戻って、


「おにいちゃん。」て呼ばれた時は嬉しくて泣いたよ。


その日が来るまで1年かかった。


学校の行き帰りも、あの時から今までずっと一緒にしているんだ。


でも、高校に入学した時、新入生代表になってしまって、


君がそうなように、有無を言わせず生徒会に入らせられて、


でも、せっかく獲得した妹の信頼を手放したくなくて、


遅くまで残らずに帰してもらえるように、


当時副会長だった会長に事情を話したら。


あっさり許可してくれたんだ。ただし、条件付きで、、、」


その条件が、さっき見てしまった行為だと分かると、


なんとも言えない気持ちになった。


王子はあたしの顔を見てこういった。


「つき合うことにになっても、俺は、妹から離れられないよそれでもいいの?」